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省力化投資補助金でスチコンを導入|2026年8月最新

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倉石 匡啓

株式会社丸冨士 代表取締役社長

製菓・製パン業界の経営戦略、事業開発、地域密着型ビジネスモデルの構築

1988年、長野県生まれ。東京の大学を卒業後、家業である株式会社丸冨士に就職し、28歳で三代目代表取締役に就任。製菓・製パン業界において長年の経験を持ち、地域に根ざした事業展開と食文化の発展に尽力している。

Contents

目次

◆はじめに

人手不足と生産性向上を支援する「省力化投資補助金」 飲食業界をはじめとする多くの中小企業・小規模事業者が直面している課題のひとつが「人手不足」です。特に調理や製造といった現場では、作業の属人化や手作業の多さが課題となっています。こうした背景の中、国が支援する「省力化投資補助金」は、省力化や自動化を実現する機器の導入を支援する制度として注目を集めています。

本コラムでは、省力化投資補助金の「カタログ型」公募を活用し、スチームコンベクションオーブンを導入したベーカリー店舗の事例を交えながら、制度の概要や導入のメリットについて詳しく解説します。

◆省力化投資補助金(カタログ型)とは?

省力化投資補助金は、SMRJ(独立行政法人中小企業基盤整備機構)が実施する補助制度で、省力化・自動化設備の導入による生産性向上を目的としています。

その中でも「カタログ型」は、あらかじめ登録されたカタログ製品の中から選んで導入する形式で、手続きが比較的簡易で、導入までのスピードも早いのが特徴です。

【補助内容のポイント】

  • 補助率:1/2以内

  • 補助上限額:従業員規模に応じて200〜1,000万円

  • 賃上げ要件を満たすことで上限額引き上げの可能性あり

  • 登録製品例:スチームコンベクションオーブン、自動発券機、搬送ロボットなど

詳しくは公式サイト:https://shoryokuka.smrj.go.jp/

【2026年8月20日時点】

スチームコンベクションオーブンは、中小企業省力化投資補助金「カタログ注文型」の登録製品カテゴリです。交付申請は随時受付中で、令和9年3月末頃までの受付が予定されています。

補助上限は従業員数に応じて500万〜1,000万円(賃上げ要件を達成した場合は750万〜1,500万円)、補助率は1/2以下です。さらに、原則対象外である「既存機の置き換え(更新)投資」についても、スチームコンベクションオーブンは例外的に、特定の機能・性能を1点以上有する製品への置き換えであれば交付申請が可能とされています。

より大規模な設備投資を検討される場合は「一般型」があり、第8回公募の公募要領が2026年8月18日に公開されました。申請受付は9月中旬開始・10月中旬締切の予定です(確定日は未公表)。

◆導入製品例:スチームコンベクションオーブン(株式会社丸冨士 取り扱い製品)

今回取り上げる「スチームコンベクションオーブン」は、株式会社丸冨士(https://maru-fuji.biz/)が取り扱う厨房機器で、熱風と蒸気を組み合わせた調理が可能な多機能オーブンです。

パンや惣菜、焼き菓子などの調理に幅広く対応できるだけでなく、調理時間や温度、湿度などを細かくプログラミングできるため、誰でも一定の品質で調理が可能になります。

【主な導入メリット】

  • 作業の標準化と品質の均一化

  • 調理時間の短縮による回転率向上

  • 少人数でも安定した店舗運営が可能

  • 新人でも覚えやすい簡単な操作方法

これまでに長野県で多くの店舗様に導入いただき、アフターフォローの体制もしっかりと整っています。

特に人材難と言われている昨今では、アルバイトの確保もままなりません。そんな時にスチームコンベクションオーブンは、非常に大きな効果を発揮します。

◆導入事例:小規模ベーカリー店舗における省力化

長野県に店舗を構えるベーカリー店舗では、日々のパン製造に多くの人手が必要で、オープンから閉店まで休む間もなくスタッフが動いていました。特に繁忙期には臨時スタッフの確保が課題となっていました。

そこで、省力化投資補助金のカタログ型を活用し、当社が取り扱うスチームコンベクションオーブンを導入。以下のような変化が見られました。

【導入前の課題】

  • 成形後の焼成工程に手間がかかり、1人では回らない

  • 焼きムラが出るため、スタッフの熟練度に依存

  • 繁忙期の対応に限界がある

【導入後の成果】

  • 一度に大量のパンを均一に焼き上げられるようになり、作業効率が大幅に改善

  • レシピ登録によりアルバイトでも正確な調理が可能に

  • 焼成中の時間を他業務に充てられるようになり、業務分担が柔軟に

  • 月間約30時間の労働時間削減に成功

ベーカリーの店主からは「導入前は不安もあったが、補助金を活用することで初期費用の負担が減り、安心して投資ができた。何よりスタッフの負担が軽減されたのが嬉しい」との声をいただいております。

◆補助金申請のポイントとサポート体制

カタログ型での申請は、導入する製品が登録済みであることが条件ですが、申請書類の作成や必要書類の準備には一定の時間と知識が必要です。

そのため、導入を検討している事業者は、製品販売会社に相談しながら進めることをおすすめします。丸冨士では、製品の選定から申請書作成、導入後のサポートまで一貫して対応しており、初めて補助金を利用する事業者でも安心して取り組むことができます。

また、補助金申請は補助金が入金となった後もしばらくは報告義務があります。この点についても、当社は地元の中小企業診断士・行政書士と連携し、フォロー体制を整えています。

◆まとめ|補助金を活用して、安心・効率的な省力化投資を

人手不足の解消、品質の均一化、労働時間の削減など、多くの効果が期待できるスチームコンベクションオーブンの導入。省力化投資補助金(カタログ型)を活用すれば、初期コストを抑えながら機器導入が実現可能です。

中小企業や個人事業主にとって、省力化は「未来への投資」。まずは自社の課題を見直し、補助金制度の活用を視野に入れた取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。

スチームコンベクションオーブン導入についてのご相談はこちら

本記事は2026年8月20日時点の公募情報にもとづいています。公募回次・要件・締切・補助上限額は変更される場合がありますので、申請前に必ず各制度の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

補助対象経費の個別の可否判断や賃上げ要件の達成計画については、認定経営革新等支援機関、社会保険労務士、税理士等の専門家へのご相談をおすすめします。

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