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【2026年版】業務用デッキオーブン(平窯)のすべて。日本で流通する国内外メーカーの情報を完全網羅。
機械・設備
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倉石 匡啓
株式会社丸冨士 代表取締役社長
製菓・製パン業界の経営戦略、事業開発、地域密着型ビジネスモデルの構築
1988年、長野県生まれ。東京の大学を卒業後、家業である株式会社丸冨士に就職し、28歳で三代目代表取締役に就任。製菓・製パン業界において長年の経験を持ち、地域に根ざした事業展開と食文化の発展に尽力している。
Contents
目次
- デッキオーブンとは?その性能と種類
- デッキオーブンの基本的な構造と特徴
- デッキオーブンとコンベクションオーブンの違いは何か?
- オーブンの容量と設置場所の確認
- 熱源に関して。電気式か?ガス式か?
- スチーム機能の有無と活用
- 業務用と家庭用デッキオーブンの違いとは?
- デッキオーブン紹介:国内メーカー、海外メーカー
- 国内メーカーまとめ
- 海外メーカー(日本代理店経由)まとめ
- デッキオーブンの国内メーカーご紹介
- ワールド精機
- 三幸機械
- ツジ・キカイ
- 戸倉商事
- 七洋製作所
- マルゼン
- タニコー
- ホシザキ
- 北沢産業
- ベーカーズ・プロダクション
- 共立プラント工業
- コトブキベーキングマシン
- 久電舎
- 櫛澤電機製作所
- デッキオーブンの海外メーカー(代理店経由)ご紹介
- MIWE(ミベ)社/愛工舎製作所
- BONGARD(ボンガード)社/日仏商事
- Shopbaker/ジャーマンサービス
- Pavailler社/大久保商会
- Heuft(ホイフト)社/アーネスティー
- Sveba-Dahlen(スヴェバ・ダーレン)社/コマジャパン
- デッキオーブンによく見られる故障と原因
- 日常の清掃とメンテナンス
- 故障の症状と原因
- 故障時の対応とアフターサービス
- まとめ:最適なデッキオーブンでパン作りを快適に
- 自分に合ったデッキオーブンを見つけよう
製菓製パンの厨房設備の要であり、厨房の顔とも言える設備がデッキオーブン(平窯)でもあり、お店づくりには欠かせない設備になります。本記事では、日本国内で流通している国内メーカー、海外メーカーの業務用デッキオーブン情報を可能な限り網羅して紹介し、貴方のお店に合った最適な一台を見つけるための情報を提供します。
ワールド精機や三幸機械などの国内メーカー品のみならず、ミベ/MIWE社やボンガード/BONGARD社などの海外メーカー品の情報もご提供。ぜひデッキオーブン選びの参考にして頂ければ幸いです。
デッキオーブンとは?その性能と種類
デッキオーブンの基本的な構造と特徴
デッキオーブンは、パンや焼き菓子を焼くためのオーブンの一種で、その最大の特徴は、炉床と呼ばれる平らな焼き床に直接パン生地を置いて焼く点にあります。この構造により、熱が均一に伝わりやすく、パンの底面がパリッと焼き上がるのが特徴です。窯のひと部屋ごとに上火と下火を調整するためのヒーター(ニクロム線など)が張り巡らされていて、メーカーによって個性が出る部分でもあります。
デッキオーブンは、熱源の種類によって、電気式、ガス式があります。また、炉床の材質も、鉄床や、耐熱・蓄熱性が高い石床、より蓄熱性の高い溶岩石などから選ぶことになり、基本的にはスチーム(蒸気)機能を使用するベーカリーの場合は石床から、スチームを使用しないパティスリーの場合は鉄床を選ぶことになります。スチーム(蒸気)機能のあるデッキオーブンを導入する場合には、スチームを沸かす分の電気量が増える点と、給水設備が必要になるのが注意点です。
デッキオーブンの魅力は、その構造による焼き上がりの良さだけでなく、職人の技術を最大限に引き出すことができる点にもあります。パン作りにおいて、焼成の工程は非常に重要であり、デッキオーブンは、そのクオリティを大きく左右する要素の一つと言えます。
特に次のような商品で使用されています。
フランスパン、バゲット
カンパーニュなどのハード系パン
食パン
菓子パン
あんパン、クリームパン
ピザ、フォカッチャ
スポンジケーキ
カステラ
焼き菓子
和洋菓子
ただし、「デッキオーブンでなければ焼けない」「コンベクションオーブンでは焼けない」という意味ではありません。商品構成、生地量、求める食感、製造量、スタッフの技術、店舗スペースを踏まえて選ぶことが重要です。
デッキオーブンとコンベクションオーブンの違いは何か?
デッキオーブンとコンベクションオーブンとの大きな違いとしては、ファン機能がない点が挙げられます。これは、デッキオーブンが熱を直接伝えることを重視している一方、コンベクションオーブンは、庫内のファンで熱風を滞留させて焼き上げる違いがあります。
これにより、パン職人は生地の状態や種類に応じて最適な焼き方を実現できます。 デッキオーブンは、パンの種類、特に食パンなど生地容量の多いものや、フランスパンのようにクラストのしっかりしたパンを焼くのに適しています。一方でコンベクションオーブンは、とくに表面をパリパリに熱仕上げたいハード系のパンや、クロワッサンやデニッシュ系などの折り込み生地の焼成に向きます。
オーブンの容量と設置場所の確認
デッキオーブンを選ぶ上で、まず最初に確認すべきなのが、サイズと設置場所です。オーブンは大型のものが多いため、設置するスペースを事前にしっかりと確認することが大切です。
特に、業務用モデルは非常に大きいため、搬入経路や設置場所の広さを正確に測っておく必要があります。機械によっては分割して搬入することが可能なのですが、そのまま搬入するよりも手間がかかってしまう為、その分の人件費(作業費)が余分にかかってしまうので、搬入経路は広い方が無難です。
電源の種類(電気式かガス式か)や、排気ダクトの設置についても考慮する必要があります。 設置場所のスペースだけでなく、オーブンを使用する際に必要な作業スペースも確保しておくことが重要です。オーブンの扉を開けた時のスペースや、パンを取り出すためのスペース、作業台などを考慮し、余裕を持った空間を確保しましょう。また、操作盤の側面はメンテナンススペースを開けておく必要があります。万が一の故障などがあった場合、メンテナンススペースが無いと修理が難しくなるためです。
さらに、オーブンの重量も考慮する必要があります。特に、大型のオーブンは非常に重いため、床の強度を確認しておく必要があります。必要であれば、基礎にコンクリートを流し込むなどして、補強工事を行うことも検討しましょう。設置場所の環境に合わせて、最適なオーブンを選ぶことが、持続的に快適なパン作りにつながります。 事前にしっかりと確認し、自分のニーズに合ったオーブンを選びましょう。また事前に株式会社丸冨士など機械を取り扱っている専門業者に聞くのもおすすめです。
熱源に関して。電気式か?ガス式か?
オーブンの熱源は、電気式かガス式のどちらかを選ぶことになります。またガスは出店する店舗によって都市ガスかプロパンガスのどちらかを選択することになります。
一般的には、使い勝手の良さや温度調整のし易さから電気式を選ぶ事が多いのですが、電気容量の関係などでガス式を選ばざるを得ない場合もあります。とはいえ、ガス式のデッキオーブン自体の製造をしているメーカーが、電気式と比べて圧倒的に少ないのが現状です。
電気式の場合は、2枚差が1段で5kW前後の電気容量が必要に、4枚差の場合は10kW前後の電気容量が必要になってきます。建物全体の電気容量を考慮する必要がある為、お店作りの前に調べておく必要があります。
スチーム機能の有無と活用
デッキオーブンにおけるスチーム機能は、パンの焼き上がりに大きな影響を与える重要な要素です。この機能は、オーブン内に蒸気を発生させることで、パン生地の表面を乾燥から守り、焼き上がりの質感を向上させる役割があります。 この機能を使用することで、パン生地の表面が適度に湿り、クラストがパリッと仕上がります。特に、フランスパンのようにクラストが重要なパンを焼く際には、スチーム機能は欠かせません。
スチーム機能がないオーブンでも、霧吹きなどで水を吹き付けることで、簡易的にスチームの効果を得ることができますが、やはりスチーム機能を持つオーブンの方が、より均一で安定した効果を得ることができます。そのため、パン作りの品質を重視する場合には、スチーム機能付きのオーブンを選ぶことをおすすめします。
業務用と家庭用デッキオーブンの違いとは?
デッキオーブンには、業務用の大型モデルから家庭用まで、様々なサイズと機能を持つ製品が存在します。業務用デッキオーブンは、パン屋やレストランなど、大量のパンや焼き菓子を必要とする場所で使用されます。そのため、サイズが大きく、一度にたくさんのパンを焼くことができるよう設計されています。 業務用のデッキオーブンは、耐久性が高く、蓄熱性も高いため、連続使用に耐えられるように作られています。また、温度管理や火力調整の機能もより細かく設定できるものが多く、様々な種類のパンを高品質に焼き上げることができます。価格は大きさによって異なりますが、100万前後から高価なものになると500万程と比較的高価ですが、その性能と生産能力は、プロの現場で必須となっています。 一方、家庭用デッキオーブンは、一般家庭のキッチンに設置できるように、コンパクトなサイズになっているのが特徴です。家庭用モデルは、単相100Vの電気容量の為、焼成能力に限界があり、一度に焼けるパンの数は少ないですが、それでも家庭でパン作りを楽しむには十分な性能を備えています。また単相200Vで業務用のクオリティに近い家庭用向けのオーブンも発売されています。家庭用では物足りないけど、業務用はちょっと難しいといった場合に非常におすすめです。
デッキオーブン紹介:国内メーカー、海外メーカー
日本国内で流通しているデッキオーブンは以下の通りです。
国内メーカーまとめ
海外メーカー(日本代理店経由)まとめ
下記に各メーカーの詳細を記載していきますので、デッキオーブン選びの参考にしてください。
デッキオーブンの国内メーカーご紹介
ワールド精機
株式会社ワールド精機(HPはこちら)は、1983年に福岡県久留米市で設立された業務用オーブンメーカーです。約20,000台のオーブン販売実績を持ち、10種類以上のデッキオーブンを展開しています。電気式とガス式の両方を提供し、小規模店舗から大規模工場まで幅広いニーズに対応しています。代表的な機種はガス式・電気式を展開する「フラーム」と、単相200Vで家庭や料理教室などでも導入可能な小型の「ミックベーカー」になります。
同社の製品は、高品質な国内製造、使いやすさ、耐久性が特徴です。日本ガス機器検査協会(JIA)の認証を取得し、安全性も保証されています。「信頼・責任・迅速」を社是とし、顧客ニーズに合わせたカスタマイズにも対応しています。
三幸機械
三幸機械株式会社(HPはこちら)は、1947年4月に設立、デッキオーブンをはじめとする製パン機械を製造する日本の企業です。小規模な店舗から大規模な工場まで対応可能な製品ラインナップを展開しており、日本国内での製造これにより高い品質を維持しています。
代表的なブランドは「COMPO(コンポ)シリーズ」であり、パンや和洋菓子など多用途に対応するデッキオーブンで、組み合わせの自由度が高く、店舗の規模やニーズに合わせてカスタマイズ可能です。
また、コストパフォーマンスに優れた「Kamado(カマド)」、菓子専用に設計された「miyabi(ミヤビ)」、上質な蒸気を追求したジェットスチーム・オーブンシステム「Magna(マグナ)」など、多彩なモデルを展開しています。
長年の経験をもとに培われた技術力使いやすい設計は、日本製パン業界のニーズにぴったり対応しています。国内メーカーとして、迅速なアフターサービス体制も整備されております、製品の普及性と性能の高さで業界内で高く評価されています。
ツジ・キカイ
株式会社ツジ・キカイ(HPはこちら)は、1948年に設立された日本の製菓製パン機器、ピッツァ関連機器、フードサービス機器の開発・製造・販売を行う会社です。山根証氏が代表取締役社長を務め、埼玉県川越市に本社を置いています。
同社は「ものごとの本質を伝えたい」という理念のもと、革新的な製品開発に取り組んでいます。特に注目される製品には、スチームコンベクションオーブン「ベイキープロ」やブラストチラー&ショックフリーザー「パティ」シリーズがあります。
ツジ・キカイは、ヨーロッパの食文化の素晴らしさを伝え広めることをミッションとし、「本物の美味しさ」と「作りたての価値」を重視しています。現在、約4000社の取引先を持つ企業に成長しており、日本の食文化の発展に重要な役割を果たしています
戸倉商事
戸倉商事株式会社(HPはこちら)は、製菓・製パン業界向けに機械製品や原材料を提供する専門商社です。創業80年以上の歴史を持ち、滋賀県栗東市の自社工場で製造したオーブンや発酵室などの高品質な機械を全国に展開。原材料事業部では、製菓・製パン業界向けに厳選された食材を提供し、オーガニック商品や自社ブランド商品の開発も積極的に行っています。また、小売部門の「ママパン事業部」では家庭や教室向けに専門的な材料や道具をオンラインで販売。「道徳と経済の一致」を理念に、業界の発展と社会貢献を目指しています。
七洋製作所
株式会社七洋製作所(HPはこちら)は、製菓・製パン業界向けの業務用オーブン「バッケン」や「南蛮窯」の製造・販売を手掛ける企業で、国内シェア約35%を占めています。 本社は福岡県糟屋郡宇美町にあり、東京や大阪にも拠点を展開しています。 また、HACCP認証を取得した自社工場でシュークリームやパイなどの冷凍生地や焼き生地の製造・販売も行い、業務用オーブンと同等の売上規模に成長しています。 「全てはお客様の繁盛の為に」を理念に掲げ、製品の提供だけでなく、経営サポートや冷凍生地の供給など、多角的なサービスで業界の発展に寄与しています。
マルゼン
マルゼン(HPはこちら)は、業務用厨房機器のリーディングカンパニーとして、幅広い製品ラインアップを提供しています。スチームコンベクションオーブンやフライヤーをはじめ、最新の自動化機器や省人化ソリューションを展開し、飲食業界の効率化と品質向上を支援します。また、耐久性と省エネ性能に優れた設計で、多くのプロフェッショナルに信頼されています。
ベーカリー機械に関しては、平成15年 株式会社マルゼン100%出資の子会社として、株式会社フジサワ・マルゼンを設立。また株式会社フジサワより営業譲渡を受け、製パン製菓機械の製造販売を開始しました。
公式サイトでは、製品カタログや技術情報も充実。マルゼンの製品は、多様な業態やニーズに応じたカスタマイズが可能で、飲食業界の課題解決に大きく貢献しています。
タニコー
タニコー株式会社(HPはこちら)は、業務用厨房機器の総合メーカーとして、製菓・製パン業界にも多彩な機械を提供しています。ベーカリーのデッキオーブンは独自ブランド「Vesta」や「GUT」を展開しています。またスチームコンベクションオーブンや発酵器など、製パンに欠かせない機器はもちろん、厨房機器に関して高い精度と耐久性を誇る製品を展開しています。また、厨房の設計・施工からメンテナンスまで一貫したサポート体制を整え、製菓製パンの現場に最適なソリューションを提供します。タニコーの製品は、効率的な生産と高品質な仕上がりを実現し、多くのプロフェッショナルに選ばれています。
ホシザキ

ホシザキ株式会社(HPはこちら)は、業務用厨房機器の総合トップメーカーとして、飲食店厨房のみならず、製菓・製パン業界向けにも高品質な製品を提供しています。特に、2022年1月に発売されたデッキオーブン「HDO-1A」は、パンや洋菓子の焼成に適した小型モデルで、カフェやレストランなどの小規模店舗でも導入しやすい設計となっています。
このオーブンは、6段階のヒーター出力調節機能を備え、繊細な焼き加減の調整が可能です。また、液晶カラー画面とジョグダイヤルを採用し、直感的な操作性を実現しています。ホシザキは、製品の製造から販売、設計、施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えるサポート体制を整えています。
北沢産業
北沢産業株式会社(HPはこちら)は、業務用厨房機器の総合メーカーとして、製菓・製パン業界に多彩な製品を提供しています。また海外製品にかんしても多く取り扱っており、多種多様な提案を可能にしています。特に、デッキオーブン「スーパーオーブン」は、マイコン操作で職人技の“焼き”を再現し、多様な焼成レシピに対応する幅広いメニュー選択と使いやすさが特長です。
また、コンパクトでスタイリッシュな「プロシューマーオーブン」は、ご家庭でのお菓子・パン作りや、小規模カフェでの本格パティスリーメニューの提供までをこなすパワフルなオーブンとして人気があります。 北沢産業は、製品の設計から販売、施工、メンテナンスまで一貫したサポート体制を整え、顧客の多様なニーズに応える厨房環境を実現します。
ベーカーズ・プロダクション
株式会社ベーカーズ・プロダクション(HPはこちら)は、1965年に大阪府豊中市で設立された、製パン・製菓機械の開発、製造、販売、メンテナンスを手掛ける総合メーカーです。 主な製品には、焼き上がりのボリュームが自慢の「武蔵オーブン」や、上下2室別々に新設計の操作が可能なドゥ・コンディショナー「フランセV2」などがあります。
また、ベーカリー店舗の設計・施工や、中古機械の買い取り・販売など、幅広いサービスを提供しています。 全国に代理店があり、メンテナンス体制も充実しているため、安心して利用できます。
共立プラント工業
共立プラント工業株式会社(HPはこちら)は、製パン用機器や食品保存設備を中心に、恒温・恒湿室や空調設備、クリーンルームなど幅広いプラント設備を提供しています。主力製品には、パン生地の発酵や保存を最適化するドウコンディショナーやリターダー、業務用解凍庫などがあり、デッキオーブンのみならず、食品業界の多様なニーズに応える技術力が特長です。
また、SDGs推進の一環として、省エネ機器の開発や食品ロス削減にも取り組んでいます。全国に拠点を展開し、設計・製造から施工・メンテナンスまでトータルサポートを提供。共立プラント工業は、信頼性の高い設備で業界を支えています。
コトブキベーキングマシン
株式会社コトブキベーキングマシン(HPはこちら)は、1966年に設立された製パン・製菓機械の総合メーカーで、本社は大阪府摂津市に位置しています。
同社は、オーブンやドゥコンディショナー、ホイロ、リターダー・フリーザーなど、多彩な製品ラインアップを展開し、パン職人の能力を最大限に発揮できるマシン作りを目指しています。 また、ベーカリーやケーキショップの開業支援、店舗プロデュース、工場設備の設計・製造など、トータルサポートも提供しています。
代表的な製品には、フランスパンや食パン、菓子パン、クッキーまでオールラウンドに対応する欧風ベーカリーオーブン「キャメル」があり、独自のヒーター配線によるムラのない焼成や、安定したスチーム機能が特長です。 さらに、同社は創業から50年以上にわたり、製パン製菓機械設備全般の製造・販売を手掛けており、業界内での信頼と実績を築いています。
久電舎
久電舎(きゅうでんしゃ)(HPはこちら)は、1923年(大正12年)創業の食品関連業務用オーブンメーカーです。本社は東京都港区にあり、本店を福岡県久留米市、工場を福岡県筑後市に構えています。同社は大小さまざまなオーブンを完全受注生産・自社内製造しており、これまでにカステラ専用オーブンや自動温度調節式のトンネルオーブン、固定オーブンなどの国産第1号機を開発してきました。現在、国内の多くの大手食品メーカーにトンネルオーブンなどを納入しています。
主力製品であるトンネルオーブンは、独自の断熱構造とガス・電気併用技術により、省エネ・省スペースを実現し、多段式で安定した焼きムラのない品質を提供します。設計から製造まで一貫して自社工場で行い、高精度な製品開発を追求。全国に営業拠点を持ち、顧客のニーズに迅速に応えるサービス体制を構築しています。長年培った技術と実績で、食品業界の信頼を得ているメーカーです。
櫛澤電機製作所
株式会社櫛澤電機製作所(HPはこちら)は、1953年に創業し、製パン・製菓業界向けのオーブンや石窯などの製造・販売を手掛ける企業です。 本社は神奈川県横浜市に位置し、パン屋やピザ屋向けのオーブン、石窯、その他機器の製造販売を行っています。 同社の製品には、富士山溶岩を使用した溶岩窯や、電気式タンドール窯などがあり、遠赤外線効果で高品質なパンやピザの焼成を可能にしています。
また、ベーカリーの開業相談や技術指導など、トータルサポートも提供しています。長年の経験と技術力で、顧客のニーズに応じた製品とサービスを提供し続けています
デッキオーブンの海外メーカー(代理店経由)ご紹介
MIWE(ミベ)社/愛工舎製作所
MIWE(ミーヴェ)社(HPはこちら)は、1919年にドイツで設立された製パン機器メーカーで、特にインストアベーキングの分野で革新的な技術を提供しています。同社は、オーブンやベーカリーシステムだけでなく、シームレスに連携する包括的なベーカリーソリューションを提供し、製パンプロセスの効率化と品質向上に貢献しています。
また日本国内の輸入代理店を務める株式会社愛工舎製作所(HPはこちら)は、1948年に設立された日本の企業で、製パン・製菓用の撹拌機や関連機器、食品製造機械、化学用ミキサーの製造・輸入・販売を手掛けています。
BONGARD(ボンガード)社/日仏商事
BONGARD(ボンガード)社(HPはこちら)は、1922年にフランスのアルザス地方で設立された製パン・製菓機械メーカーで、オーブンやミキサーなど幅広い製品を提供しています。フランス国内のブーランジュリーの約70%が同社の機械を使用しており、その信頼性と技術力が高く評価されています。
日本におけるボンガード社製品の輸入代理店は、日仏商事株式会社(HPはこちら)が務めています。同社は、製菓・製パン素材や機械の輸入販売を手掛けており、ボンガード社の製品を日本市場に提供しています。
ボンガード社は、革新性と技術力を重視し、製パン・製菓業界のニーズに応える高品質な機械を開発・提供しています。その製品ラインアップには、ガス式・電気式のオーブンや分割機、ミキサーなどがあり、パン職人たちの多様な要望に応えています。
Shopbaker/ジャーマンサービス
ジャーマンサービス(HPはこちら)は、2006年に設立された製パン・製菓機械の専門商社で、ドイツの主要メーカーであるディオズナ社、GHDジョージハートマン社、フォルトゥナー社、トレファ社の日本総代理店を務めています。Shopbaker(ショップベーカー)は、株式会社ジャーマンサービスが日本市場向けに開発したオリジナルブランドのデッキオーブンです。
同社は、これらの高品質な欧州製機械の輸入・販売だけでなく、保守点検や修理などのアフターサービスも提供し、国内のベーカリーやパティスリーのニーズに応えています。埼玉県北葛飾郡杉戸町に拠点を構え、全国の顧客に対して製品の導入からメンテナンスまで一貫したサポートを提供しています。
Pavailler社/大久保商会
Pavailler(パヴァイエ)社(HPはこちら)は、1946年にフランスで設立された製パン・製菓機械メーカーで、特にオーブンの分野で高い評価を得ています。同社の製品は、伝統的な製パン技術と最新の技術革新を融合させ、世界中のベーカリーやパティスリーで広く使用されています。
日本におけるPavailler社の総代理店は、有限会社大久保商会(HPはこちら)が務めています。大久保商会は、1978年に設立された製菓・製パン機械専門の輸入商社で、Pavailler社の製品をはじめ、ヨーロッパの高品質な製菓・製パン機械を輸入・販売しています。同社は、製品の販売だけでなく、メンテナンスや厨房設計、開業サポート、コンサルティング業務など、包括的なサービスを提供しています。
Heuft(ホイフト)社/アーネスティー
Heuft(ホイフト)社(HPはこちら)は、ドイツに拠点を置く製パン・製菓機械メーカーで、特にオイルオーブンの分野で高い評価を得ています。同社の「Thermo OEL Deck Oven」は、オイルを循環させた熱源により、従来の焼成コストやエネルギーコストを大幅に削減します。また、ドイツ製の石床による遠赤外線効果で、芯からしっかりと火が通り、焼成時間の短縮も可能です。
日本におけるHeuft社製品の販売とメンテナンスは、北海道札幌市に本社を構える株式会社アーネスティー(HPはこちら)が担当しています。同社は、製菓・製パン機械や食品加工機、包装機の販売およびアフターサービスを提供しており、Heuft社のオイルオーブンをはじめ、ドイツの主要メーカーの製品を取り扱っています。
Sveba-Dahlen(スヴェバ・ダーレン)社/コマジャパン
Sveba-Dahlen(スヴェバ・ダーレン)(HPはこちら)は、1948年にスウェーデンで設立されたベーカリーオーブンメーカーで、特にロータリー・ラック・オーブンの開発で知られています。
日本におけるSveba-Dahlen社の製品は、コマジャパン株式会社(HPはこちら)が輸入・販売を担当しています。コマジャパンは、業務用急速冷凍庫やドゥコンディショナー、ラック・オーブン、デッキ・オーブンなどの食品機械の輸入・販売、据付工事、修理メンテナンス全般を手掛ける企業です。本社は東京都大田区にあり、大阪支店や羽田メンテナンスセンターを通じて全国にサービスを提供しています。
Sveba-Dahlen社のラックオーブンは、使いやすさ、耐久性、汎用性、高い焼成能力を備えており、ベーカリー業界で高い評価を受けています。コマジャパンは、これらの製品を日本市場に提供し、導入からメンテナンスまで包括的なサポートを行っています。
デッキオーブンによく見られる故障と原因
日常の清掃とメンテナンス
業務用のデッキオーブンは耐用年数が非常に長く、20年~30年間使い続ける事が可能である一方、長く使用するためには、日常的な清掃とメンテナンスが重要になってきます。オーブン内部の汚れや焦げ付きは、焼きムラの原因になったり、オーブンの寿命を縮めたりする可能性があります。そのため、定期的な清掃を心がけることが大切です。特に、炉床に直接パンを置いて焼くデッキオーブンは、パンくずが溜まりやすいため、こまめな清掃が必要です。ただし、水を炉床に流すことは絶対に止めてください。なぜなら、漏電の原因になるからです。またスチーム機能を使用する場合は、スケールによる汚れが発生しやすいので注意が必要です。
故障の症状と原因
まず、温度に関する異常が挙げられます。オーブン内が設定温度に達しない、過熱する、あるいは温度が安定しない場合があります。このような問題は、温度センサーやサーモスタットの故障、ヒーターエレメントの断線、コントロールボードの不具合、配線の接触不良などが原因となることが多いです。
さらに、ドアの不具合も発生することがあります。ドアがしっかり閉まらない、ロックされない、ドアパッキンが劣化するといった症状は、使用しているうちにどうしても起こる現象になります。
また、スチーム機能のトラブルも見逃せません。スチームが出ない、出過ぎる、あるいは制御が効かない場合、スチームジェネレーターの故障や給水ラインの詰まり、電磁弁の不調が考えられます。スチームは水垢(カルキ)がつきものの為、どうしても故障が起きる原因になってしまいます。
電気系統のトラブルでは、電源が入らない、操作パネルが反応しないなどの症状が見られることがあります。これは、電源供給の問題や内部配線の損傷、コントロールユニットの故障が原因となることが多いです。電気系統のトラブルに直面した場合は、一度、ブレーカーを落としてから再起動させてみて、それでも症状が改善されないようでしたら、販売店などに連絡してみましょう。
故障時の対応とアフターサービス
デッキオーブンは製造の要であるため、故障してしまうと機会損失に直結します。万が一、故障した場合の対応も事前に確認しておくことが重要です。故障時の対応として、まず確認すべきは、販売店のアフターサービス体制です。新品で購入した場合に限りますが、各メーカーによって、保証期間や修理対応、部品交換の費用などが異なります。そのため、オーブンを購入する前に、アフターサービスの内容をしっかりと確認しておくようにしましょう。 保証期間内であれば、無償で修理や部品交換が可能な場合が多いですが、保証期間を過ぎると、修理費用がかかることがあります。そのため、保証期間の長さだけでなく、修理費用の目安や、修理期間なども確認しておくと安心です。また中古の機械を購入する場合は、よほどの瑕疵が無い限り、アフターサービスは有料になるものだと覚悟しましょう。
まとめ:最適なデッキオーブンでパン作りを快適に
自分に合ったデッキオーブンを見つけよう
この記事では、デッキオーブンの選び方について、様々な観点から解説してきました。デッキオーブンは、製菓製パン業の要であり高価な設備です。自分のニーズに合った最適なものを選ぶことが大切です。 デッキオーブンを選ぶ際には、まず、設置場所を確認しましょう。時々、物件が決まる前にオーブンを抑えている場合があるのですが、あまりうまくいかないケースも多々あります。しっかり設置するスペースや搬入経路を事前に確認し、自身の日商に照らし合わせて、適切なサイズのオーブンを選びましょう。
また、電源の種類(電気式かガス式か)も確認しておく必要があります。 さらに、メンテナンスとアフターサービスについても確認しておきましょう。日常的な清掃やメンテナンスをしっかり行い、オーブンを長く使えるように心がけましょう。また、万が一故障した場合の対応についても、事前に確認しておくことが大切です。
最後に、デッキオーブンを選ぶ際には、実際に店舗で実機を見たり、販売店に相談したりすることをおすすめします。株式会社丸冨士では、自社のテストキッチンで実際の機械に触れるだけでなく、倉庫にある機械の見学も可能です。また、上記のメーカーとやり取りが可能なので、実際の機械の見学も可能ですので、ぜひご相談ください。自分の目で見て、触って、納得のいくオーブンを選んでください。あなたの製菓製パン事業が、より豊かで楽しいものになることを願っています。
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